January 21, 2016

長距離走る人ほど耐久性が重要

2015年日本自動車耐久品質調査

保有期間・走行距離と不具合の関係を「2015年日本自動車耐久品質調査(VDS)」で分析

車は機械ですので、長く乗るほど壊れやすくなります。

購入時は調子がよくても、数年乗ったところで不具合が出はじめるかもしれません。

では、どれくらい乗ると、どれくらいの確率で不具合が出るものなのでしょうか。当社の「2015年日本自動車耐久品質調査(VDS)」を見ながら、その関係性に迫ってみましょう。

<日本自動車耐久品質調査(Vehicle Dependability Study:VDS)とは?>

新車購入から37~54ヵ月経過したユーザーに、直近1年の不具合経験の有無や内容を聞く調査です。

聞き取り項目は、外装、走行性能、装備品/コントロール/ディスプレイ、オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)、シート、空調、内装、エンジン/トランスミッションの8分野で、計177項目。調査対象は15ブランド(国産車9、輸入車6)です。

スコアは100台あたりの不具合指摘件数を表し、スコアが小さいほど耐久性が高いことを示しています。

長く走るほど外装や内装の不具合を感じる

2015年の本調査では、保有期間と走行距離が不具合指摘件数とどう関係しているのかを調べました。

保有期間については、37〜48カ月のグループと、49カ月以上に分けて、それぞれの不具合指摘件数を聞いています。

走行距離については、調査対象となった車の平均走行距離(3万3326km)よりも少ないグループと、多いグループに分けました。

その結果、期間・距離が長くなるほど、不具合指摘件数も増えていることが確認できました。

全8分野の聞き取り分野で比較すると、とくに不具合の増加が目立ったのは、外装、内装、エンジン/トランスミッションです。

外装の不具合は、たとえば「ロードノイズがうるさい(車の下から)」や「モールディングなどのがたつきやズレ」などが挙げられます。また、内装の不具合には「内装材にすり傷や汚れがつきやすい」などがあり、エンジン/トランスミッションの不具合には「バッテリー上がり」や「AT/CVT変速中のもたつき」などが含まれます。

さらに、不具合指摘件数との相関性では、保有期間よりも走行距離と連動して増えやすいことがわかりました。

保有期間が長くなると、外装の不具合が3.5ポイント、内装が2.8ポイント、エンジン/トランスミッションが1.9ポイント増えます。一方、走行距離が長くなると、外装が7.9ポイント、内装が11.0ポイント、エンジン/トランスミッションが6.5ポイント増えていることがわかりました。

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