January 21, 2016

「日本車は壊れにくい」は本当!?

2015年日本自動車耐久品質調査

購入から3年後の満足度を「2015年日本自動車耐久品質調査(VDS)」で調査

近年の新車は、メーカーの努力と技術進化により、壊れにくくなりました。

購入初期の不具合が少なくなっていることは当社の調査(自動車初期品質調査)でも明らかになっていますし、とくに日本車の評価は高く、国内外のユーザーから「壊れない」「安心できる」と信頼されています。

ただし、新車の平均所有期間が7年ほどであることを考えると、中長期的にみて不具合が少ないことが大切です。

今回は、J.D. パワーの「2015年日本自動車耐久品質調査(VDS)」を踏まえて、購入から3年以上経ったユーザーがどんな不具合を感じたのか見てみましょう。

 

<日本自動車耐久品質調査(Vehicle Dependability Study:VDS)とは?>

新車購入から37~54ヵ月経過したユーザーに、直近1年の不具合経験の有無や内容を聞く調査です。

聞き取り項目は、外装、走行性能、装備品/コントロール/ディスプレイ、オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)、シート、空調、内装、エンジン/トランスミッションの8分野で、計177項目。調査対象は15ブランド(国産車9、輸入車6)です。

スコアは100台あたりの不具合指摘件数を表し、スコアが小さいほど耐久性が高いことを示しています。

上位を国産ブランドが占め、特にトヨタグループのスコアが良い

2015年の調査では、全15ブランドの平均スコア(業界平均スコア)が72ポイントとなりました。これは、購入から3〜4.5年経った車100台につき、この1年間に72件の不具合指摘があったという意味です。

ただし、ブランドによって差があります。

もっともスコアがよかったのはレクサスで、以下、業界平均スコアを上回ったのは、ダイハツ、ホンダ、三菱、トヨタの計5ブランド。全15ブランドのうち1位から9位までを国産ブランドが占めました。

この結果からわかるのは、「日本車は壊れにくい」という一般ユーザーの評価が、数値としてしっかり表れているということです。

また、もう1つ特徴的なのは、レクサスとダイハツを含むトヨタグループのスコアがよいことです。

ブランド別でトップのレクサスは、100台あたりの不具合指摘件数が54件ですから、3〜4.5年乗っても、2台に1台程度の割合でしか不具合が指摘されていません。また、セグメント別ランキングのミッドサイズで1位となったSAI(トヨタ)は、さらにスコアがよく、3台に1台の割合です。他のブランド・モデルと比較すると、これらは驚異的な数値といえます。

ちなみに、ランキング上位のSAIやCT200hを製造しているのはトヨタ自動車九州の宮田工場です。ここは、米国J.D.パワーが表彰する工場向け優秀賞の常連で、購入初期の不具合が少ない車を作っている工場に贈られるプラチナ賞を過去3回受賞しています。このことからも、トヨタグループが品質維持・向上に熱心に取り組んでいることがうかがえます。

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