March 21, 2017

ハイテク装備が車の魅力を押し上げる

2016年日本自動車商品魅力度調査(APEAL)

日進月歩のテクノロジーが居住性・利便性を高める

日々の乗り方という点から見ると、乗る回数が多い人と時間が長い人ほどハイテク装備の影響を大きく受けます。たくさん乗る人ほど安全支援システムが役立つ可能性が高まりますし、交通情報や店舗情報などを車内で必要とする機会も増えるからです。

こうした傾向は、車社会の米国ではハイテク装備の注目度が高いという結果にも表れています。

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車をインターネットとつなぎ、様々な情報をやり取りする「コネクテッドカー」への関心も高まっています。日本では居住性や利便性と関連する装備は米国ほど普及していません。車内で過ごす時間が長い米国のドライバーの方が「快適に過ごしたい」「便利に使いたい」というニーズが大きく、その分だけハイテク装備の普及も進んでいるわけです。日本においては、居住性に関わるエンターテイメント分野や、利便性に関わるコミュニケーション分野の新機能は、これから急速な進化を遂げる可能性がある装備といえます。

米国並みとは言わないまでも、普段の通勤・通学で車を使ったり遠出する機会が多かったりする人は、居住性や利便性に関わる機能に注目して、比較してみてはどうでしょうか。自分にぴったりの車に出会えれば、毎日の生活の満足度もアップしそうです。

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もう一点、日本の特徴を上げると、安全支援システムの装備率が米国を上回っていることです。例えば衝突回避システムの装備率は、日本が50%であるのに対して米国は30%。車線逸脱防止システムも、日本が33%、米国が26%です。米国に比べて狭くて複雑な道路事情、高齢者ドライバーの増加などの社会背景を考えると、居住性や利便性の前に安全性を求める日本人のニーズもうなずけるものがあります。

安全支援機能やACENはともにITとの関連性が高く、これからもさらに装備のハイテク化が進んでいくことが予想されます。ハイテク装備の操作の入り口として、ナビ画面は活用しやすいため、ナビゲーションシステムの装備率が高い日本の車と、操作に慣れたユーザーという環境に恵まれ、米国とは異なった新しい機能が登場・普及する可能性が十分に考えられます。

ショールームなどで新車を見る際には、基本性能や経済性に加えて、新しい機能に着目してみましょう。ハイテク装備に関して、わからないことはどんどん質問しましょう。新機能をしっかり理解できること、コミュニケーションを取り、信頼できるディーラーと出会えることは、満足できる車選びにつながる大きなポイントになるはずです。